高等教育の状況
2/26 (Thu)
・早起きしてホテルで作業していると、朝6時にホテルの従業員がランドリー必要かと尋ねてきた なんでこんな朝早くにと思うと、同じホテルに泊まっている(出稼ぎ?)インドネシア人グループの同僚だと思われたらしい 港湾労働者の朝は早い
・洗濯物はないというと、タバコ持ってないかと部屋に入ってきた なんだこの人と思った ちなみに物腰はすごい丁寧だからよくわからない
・TTIの教員だと伝えると驚いた様子で、自分も学校に行きたい コンピュータ等の何か職につながるスキルを学びたいのだと訴えてきた 彼は20歳のラッシズと名乗る青年で、高校を卒業した後、進学を夢見てこのホテルで働き、学費の費用をためているらしい 5:00-14:00のシフトで月収は200セディ(7,137円)。ちなみにホテルは一泊で355セディから。
・すかさず自分のところで働かないかと声をかけ、今回のプロジェクトを説明する
・いつから雇ってくれるかと言われて少しお茶を濁したが、彼と話をするうちに、こういうスキルを身につけて仕事をしたい人は潜在的にかなり多くいそうだということがわかった
・参考までにスティーブンにTTIの学費を聞いてみると、年間3タームで、1タームが150セディ程度らしい 夜間制の方は全日制より高くなっている
・この学費は1月の給料程度と考えられるが、そんなに高い額ではないという認識らしい というのもこの学費の中には新校舎の増築・建設費用も入っているとのこと 政府の管轄の学校の建設費用を学生が負担するというのは驚きだった
・話が飛んで、アメリカに留学しているFabLabのアブーは修士の学位留学だと聞いた ガーナ国内では大学に行っておらず学部での留学だと思っていたので、めでたい知らせだった(2015.8.15追記:FAB11で本人に聞いたら学部の留学と言っていた)
・ちなみに修士の取得はガーナでは通常コースが2年あって、次の2年で論文を仕上げる感じらしい 修業年限を短く終えるためには指導教員の手腕が大事だと言っていた これはどこでも同じかもしれないが
・ガーナの大学ではドクターはほとんどオファーしていないようで、PhDホルダーはほとんど海外の大学で取得する形らしい これはバングラデシュにいた時も似たような状況だった
・スティーブンも、もしできれば今後IT系の専攻で修士をとりたいと言っていた 何かスカラシップ的な情報があれば教えて欲しいとのことだったので、神戸情報大学院大学に途上国からの留学生を募集しているプログラムを紹介しようと思ったが、海外留学までは考えていないとのことだった(追記. 引き続き留学先を探している模様)
・鋼材、シャフトをココンペに買いに行った
・溶接科の設備で鋼材を切断した
・溶接科にはガス溶接設備もあるとのこと アークしか使ってなかったのは費用の問題か
・電気がないないとも言ってられないので、120Ahのシールドバッテリを購入してインバータで逆変換するシステムを構築した こんなでかいシールドバッテリを初めてみた