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3/2 (Mon)
・筐体組み立て
・過去数年やってきたなかで、一番タフなことの原因がわかった 口は達者な彼ら(功罪が半々)をどうやって手を動かすところまで持っていくか、ということ
・議論には参加するし、俺がその加工やってやると口ではいうが、実際にはやらない そこにボトルネックがあるからいつまでたっても製造業が生まれないのではとも思ってしまう あるいは階層化された教育機関の組織だけの話なのか
・失敗を許容する文化がない。失敗すると囃し立てられる。そこで偉くなるのは、実際には手を動かさずに口だけでのし上がる人。実際に手を動かすと化けの皮が剥がれる。
・Ask for permissionの文化から、Beg for forgivenessが認められる風潮にしないといけない。
・溶接科の先生に、ちょっとずつ加工するんじゃなくて、最初に全部の図面を持ってきて、一度に加工しろと言われる
・教科書にはそう書いてあるかもしれないが、残念ながらそれはここの現実には合っていない 先生は学校で加工を教えていても設計の経験がないので、まず試作という概念から理解してもらわないといけない
・特にここガーナでは材料に制約があるので、当初の理想的な設計は往々にして変更を迫られる また、その設計は必然的にブリコラージュである すなわち、設計解は材料の新たな発見とともに動的に更新される
・設計の議論において難しいのが、「試作だからここは不要」という点をどこで切るか。例えば臼を固定するピンは試作においては必ずしも必要でなく、あれば便利という程度の機能である。ただしそれを溶接してしまうと、組み上げた後の杵の位置の調節が効かなくなるというデメリットがある。
・この機能は不要だと納得してもらいたいが、口が達者な方の先生は議論では譲らない。
・最初は泳がせておいて、製作中にその制約(杵の位置調節の要求)が顕在化(目で見えるようになる)した時に、「それとなく」「ここは要らないんじゃないか」という必要がある 一旦引いて、その後うまく落とし穴にはめないといけない