現地ハッカーとの邂逅
朝10時にクマシ・ハイブでジョージと出会う約束なので、タクシーに乗ると、最寄りのジャンクションで降りる。
学校の裏、というざっくりとした住所であるし、看板もないのでうろついていると、向こうから白人の女性がやってきた。
彼女がクマシ・ハイブの共同創業者のアナだった。
彼女に連れて行ってもらったのは、まだ使われていない部屋も多い、越してきたばかりというメイカースペースだった。
アナはもう一人イギリス人のベンという人と一緒だったが、彼もこのメイカースペースでボランティアのような活動をこの3週間行なうとの事だった。なかなか良い人で、結局この日は彼が泊まっているホテルに自分も泊まることにし、夕方バンクーを食べながら、色々な話をすることになったのだが。
さて、クマシハイブでは現在ハードウェアスタートアップとして数々のプロジェクトが走っており、ステータスとして一番進んでいるのが、教育用のプロトタイピングキットであるScience setだった。包装も小奇麗にしており、気を遣っているのが伝わってきた。
他にも電灯につけて電力量などをモニタリングできるデバイスや、インターネットがなかなか利用できない遠隔地で教育を可能にするためのRaspberry piでできたデバイスなど、いくつかのプロトタイプを見せてもらうことができた。
ほかにも病院・医療用途でのアイディアを多く持っており、アグレッシブに活動しているのが伝わってきた。
鍵が見当たらないとのことで、あいにくKNUSTの中のラボは見学することができなかったが。
彼らとも今後ハッカソンの開催などで、協力できたらと思っている。