コンバインと吉幾三
- パパイヤ、キャッサバ、メイズ、パイナップル、米 を見せてもらった
- 和野菜(トマト、きゅうり など)もトライしたが、うまくいかなかった?(トマトはうまくいった?)
- 敷地は13haある そのうち1haをJICAのプロジェクトで水田にする計画
- あぜを作っていた
- お金の支払いでRichardともめていた
- 農場のフィールド試験サイトという名目で住居も作ってしまいたい。そうすると税金がかからない。
- あとで目的変更して、とすると税金がかかる
- あの農場をフィールド拠点とする場合、宿舎があったほうがいいということだろう
- コンバインの故障はオーガの左旋回はできるが、右旋回ができない問題→モーター自体は生きている
- 電流制御器(Current regulator)が死んでる可能性?
- どこかにHブリッジ回路がある。そこのFETが死んでいる可能性もある。MOSFETが手に入ればHブリッジを自作できるけど、2SK、2SJ、2SA、2SC、2SD番台のFETは手にはいらないようだった
- 単純に接続が外れていて、電流が流れていない可能性もある
- Slow Blow Fuseは生きているっぽい 見た感じ
- どこかが短絡しているらしく、電源を入れるとケーブルが加熱する
- 配線を見直していくしか無い
- テスターを購入した
- 夜はカレーだった
- 吉幾三の演歌が流れていた 某社の部長は吉幾三に似ている
- 妻との雑談:ソフトウェアからしか参入できないと言っていた状況で、ハードウェアからできるのであれば、それに越したことはない
3年ぶりのインド
FAN3(The 3rd conference of Fablab Asian Network)でムンバイ、プネー、コーチンを訪問した。インドのクリエーター達と交流できたのが最大の収穫であり、また、FabLabの原型として名が通っているVigyan Ashramを訪問できたことも今後の活動を続ける上で参考になった。
ビザ情報
2016年9月時点の情報としてまとめておく
【ガーナ】
日本で取得
3ヶ月マルチプル 11,000円
urgent(緊急発行)は+3,000円
【トーゴ】
Aflao-Lome国境で10,000CFA。支払いはCFAのみ(両替屋がいる)
7日間シングル(トランジット?)
Accra-Aflao間は3~3.5時間くらい
STCのバンがMakola Market近くのTudu Stationから出発する。20セディ
【コートジボワール】
空港でのアライバルビザが事前申請で73ユーロ
snedai.com/en/ を参照
【ブルキナファソ】
Paga-Dakola国境で取得
3ヶ月シングル 94,400CFA
3ヶ月マルチプル 120,000CFA
ガーナ側で見つけた国境の両替屋は200USD→100,000CFAだったが、3,500円くらい損してるかも?
(ボスがアクラまでUSD→GHCの両替に行くからこの値段だと言い張っていたが、ボルガでも両替できるでしょと思った)
トランジットは3日間のみ。価格は聞いていない(7日間との情報があったが、3日間になったのだろうか)
4日間の滞在だったので、泣く泣く3ヶ月シングルビザを取得
– トランジットで入ってワガドゥグのイミグレでは延長することは可能(写真が2枚必要)
– 今回は金曜日に入って月曜朝の航空機で出国するスケジュールでちょうど土日が重なっていたが、週末はワガドゥグのイミグレが閉まっており、出向くことができないと分かった
– 国境での延長交渉は不可能(当然といえば当然)
アクラのブルキナファソ大使館で事前申請が好ましいと思われる
Dakola国境のブルキナ警察のオフィサーは以前アクラの大使館の領事だったと言っていた
プログラミングWS振り返り
Emmanuel
- 自分が周回するまで、ふんぞり返って全く何もやらない
- スペルミスがひどい(apple→appel, searchをsuchと書くみたいな)のと、タイピング速度に難がある AppInventorではそこの障壁は緩和されるはずだが
- 携帯をいじってるように見えるが、クレジットがチャージされてないと言っていたので、何をしてるのか謎→オフラインのゲーム?
- 総じてあまり集中力がない
おとなしい中学生くらいの子
- 真面目だが、AI2のインターフェースに慣れるのが少し遅い
- 同じことの反復のはずだが、取り残されてしまう
- 70%くらいは追いつくことが出来る
- ハッカソンでも残っていてほしかった
途中でいなくなった、女性の同伴が付いたおじさん的な人
- かなりの割合で置いてけぼりになっていた
- 手順を一つ一つメモらせてくれ、と言ってお願いされた
- ブロックの論理的な構造を理解しているかは、少し謎 (乱数ではなく、順番に画像を表示させる、というのが、理解できていない印象だった)
- 自分で何か改造してコードをつくる、というところまで到達できてない印象
Manasseh: マナス
- 質問が鋭い(グローバル変数の初期化とか)→みんなが持ちそうな疑問を質問してくれる
- Android携帯の操作方法(ぱっと見で、設定を把握するとか)について、勘が働く
- Komlaに比べれば自分でガンガン進められるタイプではないが、伸びそうではある
- 手順を全てノートに書き取っていた マメなタイプ
- 目を話した隙にQuoraで何か検索してて驚いた Quoraって検索でたどり着くページだと思ってた
右の前に座ってた子
- 作業自体はかなり速い(人の話よく聞いてる)
- 画面を赤くしてみたり、人に言われないこともやる (これは結構重要で、言われてないことをやると怒られると思ってる人が多い。ゲームやってるのを見られると消したりとか、)
- でもハッカソンではいなくなっちゃった
右の後ろに座ってた子
- たぶん右の前に座ってた子とつるんでる友達
- 作業はそこそこ速い
- ハッカソンで帰っちゃったのでパーソナリティを特定できなかった
Rex
- C#を教えてほしいと絡んできた子 - 質問かと思って言ってみると、できてるのを見て、できてるよと言って欲しいだけのことが多い。承認欲求が強い。 - Javaを教えろというが、そもそもプログラミング自体の頭の使い方ができていないので、AppInventorすらあまり使えていない
- ハッカソンでは自分のアプリは作らず、隣の人をサポートすると言っていた 結局サポートしていなかったが
- 最初から完璧なすごいものはつくれないんだから、失敗を恐れずに下手でも良いから何か作って欲しかった 知らないうちに成長の機会を損失しているもったいないタイプ
Komla
- Claud(機械科教員)の弟
- 賢いしやる気もあるので一番この中では有望
- わからないことはわからない、と言ってくれるので教えやすい
- AndroidStudioでのプログラミングに興味がある あまり教えなかったけど、多分自分でも独学出来るタイプだと思う
- PCのメモリが足りなくてAndrodiStudioがもっさりすると伝えると、じゃあ買って増設すると言っていた それぐらいのやる気なら独習できると思う
Claud: 機械科教員
- 飲み込みは速い
- たまに基礎的な操作の部分で詰まってた→人の話聞いてない:自分で進めるのはいいことだけど
- 3日目に、そろそろ基礎はみんなわかっただろうから、明日はマルバツゲーム作ろう、と提案してきた
- ハッカソン形式で好きなアプリをつくろう(Creativeなものをつくろう)と提案してきたのは、かなり良かった(次の日来なかったけど)
Douglas: FabLabのインストラクター
- 特に理解に問題なし
- AI2にあまり興味なしか(Javaについて聞いてきた)
John: 工科大学の卒業生
- 特に理解に問題なし
- 3,4日目は不参加だった
グラサンかけたタンクトップの彼
- 5日間じゃなくて5ヶ月のコースだ、もっと長くやるべきだとひたすら主張していた
- それだけ刺さったようには見える(→もっと勉強したい)
- 理解自体はそこそこできているように見えるが、自分でスクラッチで書く、ということができない - 試行錯誤をしてあがく、ということをやらずに、こっちから声をかけるまで何もせずに待機しているというのは、そんなものだろうか、と思ってしまう(ハッカソン:自由課題のとき)
- 自分のPCは6年も使っているけどヒンジもUSBポートも完全に生きている 金がないから超大事に使ってるんだ、と誇らしげに語っていた 一瞬で機械が砂まみれになるガーナでは、確かに6年も使ってるようには見えなかったし、素晴らしい心がけだと思う
- AndroidのDownloadフォルダにAPKをmoveして、タップしてインストーラをAndroidデバイス上で起動すれば、いちいちアンインストールの手間がかからないのと、adbコマンドよりも速いという発見をしてくれた。
- 適切な課題を設定して与えれば、彼も伸びるのではないだろうか たぶん自分の成長曲線の時間軸を考慮して、5ヶ月、少なくとも2ヶ月だ、とか言ってたんだと思う
- 学校(TTI)の次のセメスターが始まる前にまたやりたい、といっていた この発言が出るのは結構本気の証拠だと思う(TTIの新学期が始まると学校のPC室は使えないし、落ち着いて勉強できたものじゃない)
- 差し入れにコーラ持ってきてくれた
Joshua
- 物腰柔らかだが、matureな人格 非常に接しやすい
- Documentationについて示唆をくれたのだが、やはりGraphicsが重要(文章はあまり読まない)ということが明らかになった→逆にFrancisみたいな高偏差値・高学歴の子は、かなりの勢いで文章を読むことが出来る:当たり前かもだけど
- やる気はある 最近のFabLabの状況がかなり悪かったので、遠ざかっていたらしい もったいない
- Emmanuel,Abu時代を知る古参の一人 久し振りに古参に会えて良かった - ナショナルサービスを終えてからは働いてないらしい
- いつも思うけど、何でそんなに長いこと働いてなくて生きていけるのだろうか
- Douglas, Stephenによる運営について、Koomsonと一緒に不平を言っていた Cabinetに収納されたものを誰にも使わせずにピカピカのまま、永遠に放置されているのは本当に意味が無いと思う 初めてFabLabに来た時に本棚に鍵がかかってるのを見て、なんじゃこりゃ、と思ったのを思い出した
- インターフェース(Layout View)は綺麗に作っていた ロジック部分(Block)の作り方を覚えれば、何か面白いものを作ってくれるはず
Joseph
- Sekondiの実家暮らしらしいが、働いてないとのこと
- Latifが職を斡旋してる?らしい 優しい同級生である - 実習の部分に難ありと言っていたが、やっぱりどんくさい部分があるので、もう少し経験を積む必要があると思う
- 途中1日だけ来たので、ほとんど冷やかし程度だった
Stephen
- ほとんど参加していなかったが、理解に問題はないと思われる
Latif
- インストールを夜な夜な一人でやっていたっぽい 言ってくれればよかったのに - とはいえ、インストールが後回しになってしまって申し訳なかった
Mr. Okyere
- AppInventor自体の操作の習熟速度が半端無く早かった
- Latifってあんなキャラだけどやっぱり賢いのか?って失礼だけど思ってしまった
- Latifは本当にもったいない。もっと学べるのに、自分で枠をつくってしまって機会を失っている。陽気なのに実は消極的っていう、そこをどうにかしたい
Mr. Onyame, HOD: ICT学科長
- 全く参加しないけど、PCにインストールだけしとけとのこと 興味はあるのか?という感じ
- そういやインストール完了できなかったけど、やったほうがいいのだろうか
- 偉い人って苗字がそもそも偉いのか?っていう感じ(オニャメって神様的な意味のはず)
- 高圧的な感じで伝統的なガーナ服来てる保守層って感じだけど、まあ仲良くなれば何か変わるのかもしれない
溶接科の先生の人 そこそこ若い
- Android携帯持ってるだけあって、結構やる気なのかも
- 溶接科だけど、それだけにとらわれずにAndroidアプリを学ぶとか、その姿勢は好感が持てる
- 一番後ろの席でずっとガーナのラジオ聞いてる
- 理解自体は問題なさそう
Koomson
- AppInventorのことはやらずに、RasPiやら何やらをやっていた
- Android+BluetoothでArduino制御するやりかた見せてっていうから見せた
- 4日目に、明日は何か作れよと釘を挿しておいた
(共通)
• 先輩は後ろでふんぞり返る、というのは万国共通なのかもしれない
• 後ろに座るのに、質問があるから来てくれっていちいち呼び出すのどうなの?って思う
可能性と不安
昨日は夜が遅かったが、8時過ぎに起きるとベンと話していて思いついたオンライン決済のアイディアを考えていた。口座と連動したモバイルマネーはあるのだろうかと思い、ガーナに住む人々に尋ねてみる。
また、クマシでアドさんと話していたときに、彼が電力計が欲しいと入っていたことをふと思い出した。
考えてみれば電力を測定することでおおよその電気代を知ることができるのだから、工場だけでなく、家庭でもニーズがありそうだ。手持ちの素材で電力計が作れないか調べてみる。
部屋で作業していると、ラティーフが早くラボに来いと連れ出しに来る。ラボに行くと次から次へと話しかけられて、作業が進まないのだが、まあ仕方がない。
ラボに着くと、ラティーフがLEDの看板を光らせるプログラムでつまづいているようだったので、コードを見て修正する。
そうしていると、スティーブンがラボの管理について話があるという。自分が以前持ってきたArduinoがなくなっていることや、機材の使い方の知識の継承がなされていないという点だ。
スティーブンに伝えると、エマニュエル先生にも話が行って、モデラの使い方をちゃんと共有せよという話になった。
トップダウンで指示がないと動けないのは、なかなか残念なことではある。また、自分の経験で言うと、指示があっても実際に動き出すのには時間がかかるだろう。
スティーブンにも3Dプリンタを含めた一通りの機材を教える必要があるだろうとも思う。今年の7月から9月は学校が休みとのことなので、その時期にUbuntuやModela、3Dプリンタの使い方を教えられたらと思う。インターネットがあるのだから、検索してどんどんやってほしいと思うのは酷なのだろうか。ドキュメンテーションの必要性を痛切に感じる。
ちなみに自分に頼まれたが持ってこれなかったレーザーカッターのミラーについては、なんとエピローグから無償で2個送られてきたらしい。MIT側は最初代金を払う予定だったそうだが、シェリーと連絡がとれなくなり、ダグラスがシェリーをCCせずに直接エピローグにリマインドしてみたら、すぐに送ってくれたとのことだ。なかなか粋な会社である。
また、ラボには3Dプリンタを修理してくれとばかりに、ケースから出されたPrusa i3が置いてあった。コントローラ基板を入れ替えるが、反応がない。ファームウェアを入れかれるとシリアル通信はできるようになったが、どうやらサーミスタからの信号をうまく読み取れていないようで、エラーが出ている。
交換が必要と判断し、明日アベル先生にサーミスタを提供してもらうことになる。
アベル先生については、持ってきた物品の手渡しと、代金の回収はスムーズに行うことが出来た。
全額をそろえて持ってきてもらったが、なぜ態度が急に変わったのか、と聞かれると、スティーブンに聞いたとは言えないので、適当にはぐらかすしかない。
自分はそこまで彼に貪欲さを感じないのだが、スティーブンたちは不公平だと感じているのだから、今回の対応は仕方ないと言える。次回からは銀行の送金を使ったほうがいい、というふうに提案してはおいた。
ラボで3Dプリンタの復旧作業を続けるていると、どこかで見たおじさんがやってきた。誰だっけ、と思っていると、スティーブンがこの方を覚えてる?と尋ねる。どこかでお会いしたような、というと、アブーと一緒に渦電流分離器のローターを切断しに行ったスピーカー会社の社長さんだった。ラボに来ているのを初めてみたので驚きだった。
自分が修理している3Dプリンタに興味をもったようで、もう一台作ったら自分に売ってくれという。彼はもともとファブラボでCNCの存在を知って自分の会社に導入してビジネスを広げた人だ。今回も3Dプリンタを使って何かをやってくれるかもしれないと、期待が広がる。彼の会社の人々や息子のフランシスに使い方を教えるのも、可能性がありそうだ。
夕方になって仕事を終えてスティーブンとラボの現状の話していると、依然として校長先生やアカウンタントのファブラボへの目線は厳しいとの話を聞く。驚いたのは、例えば今ファブラボで提供しているレーザーカットの代行で100セディ儲けたとすると、80セディは学校に持っていかれるということだ。理由を聞いてみると理解しかねるが、無料で電気使ってるのだから、その分よこせとのことらしい。年貢以上の圧政である。
他にも各学校にガーナ政府から42台ずつ小型のラップトップ(ネットブック)が支給されたそうだが、校長が棚に隠し持っていて生徒が自由に使うことはできず、さらには半分以上を紛失したと言っているとのことだ。スティーブンの見立てでは、現校長は定年後に自分の学校を建設するという野望があり、そのラップトップを自分の学校に持って行きたいのではないか、ということである。金にうるさくTTIからお金を巻き上げているのも、それが理由ではとのことだ。完全に狂っているが、自分にはどうしようもない。その後の迫害を恐れて、誰も内部告発できない状況のようだ。
あと2年は現在の校長が君臨するようで、じゃあその後はエマニュエル先生が校長になるのかと尋ねると、なんとエマニュエル先生は今年の5月で定年退官だそうだ。なんということだろうか。ファブラボの盾となってくれていたエマニュエル先生を失えば、上からの締め付けはさらにひどくなると予想される。厳しい期間がやってきそうだ。