Me ba. -また会いましょう-
今日は帰国の日。長いようで短かった今回の滞在もこれで終わりである。
午前10時20分タコラディ発アクラ行きの飛行機に乗るので、今朝は早めにエマニュエル先生の家に向かう。
通い慣れたこの道が懐かしく感じられる。
さて、エマニュエル先生と奥さんのジュリーに御礼を告げると、ラボへ向かった。
昨日の奮闘を物語るように、ラボの中は材料や工具が散乱した状態であった。
最後にラボのメンバーと先生で記念写真をとった。
彼らには本当にお世話になり、感謝している。
外を見ると雨が降っている。
時計を見るとそろそろ9時前、出発の時間である。タクシーを拾ってタコラディ空港まで向かう。TTIの門の前までアブーがついてきてくれた。タクシーに乗り込み、「また会おう、Me ba!(ファンティ語でI’ll be backの意味)」と伝えるとアブーが笑いながら手を振ってくれた。
雨の中のタクシーでは郷愁を誘うようなバラードが流れていた。短い間ではあったが、充実した日々を過ごしたタコラディを離れるのは寂しくもあったが、また帰って来るだろう。
タコラディ空港は本当に小さな空港だった。アクラまではほんの3、40分程度である。
Amtrakの飛行機
コトカ国際空港に到着すると、17時まで何もやることがないのでスーツケースに座り込んでいた。すると、スカーフをかぶった女の子が話しかけてきた。iPhoneのSIMの交換方法がわからないから教えて欲しいという。自分もiPhoneは開けたことがないが、ネジがついているのでこれをとれをいいのでは、とタコラディで購入したスクリューセットで試すが、うまくいかない。結局空港のインターネットカフェでWifiを使わせてもらい、検索すると横の穴に細い棒を差し込んで開けることがわかった。ちなみに彼女はアクラの学校に通っているギニア人で、お姉さんの見送りに来ているとのことだった。ギニアも一度行ってみたい国の一つである。
まだフライトには時間があるのでアクラモールを散策し、かねてから買って帰ろうと思っていたSamsung Galaxy Pocketを225セディで購入した。ちなみにこの携帯を買った店でAR.Drone 2.0が売られていたのが印象的であった。
さて、空港に戻って出国手続きを済ませる。至るところで賄賂の要求があったのが残念だった。仕方ないことなのかもしれないが。
成田へはドバイ経由で帰国する。