大学周辺のフィールドワーク
先週日曜に同僚の先生から連絡があり、工学部で検討している廃棄物処理の研究に関連しそうだということで、大学周辺の地域の廃水処理の状況を見学させてもらえることになった。
大学の構内で過ごしていると全く意識していなかったのだが、ケニアは上下水道の普及率が低く、大学周辺(ジュジャ)の住宅地でも下水道は整備されていない。幹線道路のティカロードには下水管が来ているのだが、内側に入った村とは接続されておらず、家庭からの排水は垂れ流しになっている。アフリカならさもありなんと思うかもしれないが、いつも生活している隣接地域でこの状態というのは正直驚きである。下水設備につながっている大学とは状況が異なることを知らなかったため、また一つケニアの現実を学ぶ機会になった。
その後は案内してもらった教員の実家にお邪魔させてもらった。自作の水タンク、養鶏や家庭菜園の様子など、こちらも学ぶことが多かった。グリーンメイズとサトウキビ、あとお茶をごちそうになり、とれたての卵をおみやげに頂いた。サトウキビとメイズは事務所スタッフにおすそ分けした。