固体モータのテスト
1月に入って大学が再開して学生が戻ってきた。メカトロの学部生の連中が中心になっている推進グループでは、昨年からペンディングになっていた固体モータ(Solid Rocket Motor:SRM )の試作を再開した。
最初はLoRaモジュールで遠隔から点火シグナルを送る予定だったが、モジュールの出力ポート電流が足りずにリレーをONできなかったので、Arduinoを使うことにしたそう。Node.jsか何かでWebのインターフェースをつくり、Arduinoのシリアルポートを叩いていた。なかなかやるねえ。
結果は以下。SRM全質量は50gで、うちPropellantは15g。
Fuel | Oxidizer | Burn time [sec] | Max thrust [gf] | |
#1 | Sugar (35%) | KNO3 (65%) | 4.5 | ~70 |
#2 | Dextrose (65%) | KNO3 (35%) | N/A | N/A |
#3 | Sugar (45%) | KNO3 (55%) | 4.2 | ~40 |
- Dextroseは着火しなかった
- 燃焼時間は4s程度
- No.3はNo.1よりKNO3を少なめにした。No.3では燃焼時間と最大推力の両方が減っているので、次はKNO3を多くして実験してみる。
- ロケット愛好家のナッカのサイトでは、65%-35%のO/F比が標準となっていた。性能の向上にはO/F比ではなく製造法が効くと思われるため要調査。