Monthly Archives for April 2022

N-2ロケットの試験飛行

マリンディに行く前に挑戦したものの、時間切れで飛ばすことができなかった1回目の試験飛行。電装班がブレッドボードを使っていたためにロケット内部に回路を装填した際にショートしてしまい、18時に近づいていることも相まって、やむを得ず中止の指示を出すことになったのだった。 さて、今回は前回の打ち上げ時に生じた問題を改善して打ち上げに臨んだ。回路はブレッドボードではなくプリント基板を制作し、発射台とローンチラグ(ロケットを発射台に取り付ける部品)にも改良を施した。午前中に打ち上げを行う予定だったが、作業が遅れるのはいつものことだ。あいにく午後からは大使館に行く用事があり、13時半を過ぎたところで泣く泣く別の教員に打ち上げの監督を託して大学を去る。あとは学生からの報告を待つことに。 17時前だろうか、チームのWhatsappグループに連絡が入る。打ち上げの映像が送られてきた。 うまく空に向かって飛んでいる。動画からはチームの興奮が伝わってきた。打ち上げに立ち会えなかったのは寂しいが、自分たちで実行できたことは素晴らしい。 学生が包括的な打ち上げのレポートを以下の記事ににまとめてくれていた。 Second Test Flight Report (nakujaproject.blogspot.com) 上記によれば、電子回路からの機体情報(フライトログ)の送信と地上局での受信はうまくいったようだ。懸念はパラシュートが開かなかったことで、少なくともこの問題は本番の打ち上げ前に解消しておく必要がある。学生からの報告によれば、地上局で受信したデータでは最高到達点を検出した痕跡がなかったものの、パラシュート射出用の火薬は起動した形跡があるとのこと。いずれにせよ、火薬による爆風が動圧に打ち勝つだけの力を生み出せなかったようだ。ノーズコーンが機体に首をうずめていたということからも、ノーズコーンの再設計、あるいは機体への取り付け方法の改善が必要に思われる。

22. April 2022
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マリンディの宇宙センター訪問

ケニア宇宙機関の方からの声かけがきっかけで、マリンディにある宇宙センターを訪問してきた。JKUATの教員3名、Nakujaの学生21名、超小型衛星の開発チームの5名、さらにはKSAからのインターンと、30名を超えるチームでお邪魔させていただいた。学生の旅費を負担してもらうという御厚意にあずかったケニア宇宙機関には感謝である。すったもんだはあったものの、最終的に大学のスクールバスを出してもらうことができた。大学、特に支援を頂いた副学長と、実際に稼働してくれた運転手たちにはお礼を述べたい。ケニア国内の燃料不足のためにバスがマリンディで給油できず、途中中継地のMtito Andeiまで燃料を大学に届けてもらうというオペレーションが実行されるなど、話題に事欠かない旅だった。 肝心の訪問自体も大変有意義で、今後のロケットの打ち上げに向けてイタリア宇宙機関の方々と意見交換を行うことができたのが最大の収穫だった。

19. April 2022
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