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ケニアでよく聞く英語
Kindly: Pleaseと同義だが、こちらのほうが頻繁に使われる。お願いします、という意味で単体で使われることもある。 Through the chair: 議長に発言許可を求めるときに使う All the protocols observed: 紳士淑女の皆さん、〜(中略)〜「その他ご列席のすべての皆様」というときに使う can be able to: canと同じ意味。冗長に感じるが、よく使われる。スワヒリ語に対応する言い回しがあるのか? instrumental: useful, helpful, handyよりもこちらの方を良く聞く。 思いついたら随時追記する。
カビ取り業者
雨季で家のカビがひどい。洗い流しても塩素系洗剤で吹いてもまた出てくるので、カビ取り業者に連絡して掃除してもらうことにした。業者のお兄さんは家につくとPPEみたいな防護服を着て背中に消毒液を背負い、さながらゴーストバスターズみたいな様子だった。この時点ではこの後何が起こるのかを知る由もなかった。 結論から言うと、お兄さんはEM菌が入っていると称する褐色の液を部屋中・壁中・天井中にばらまき、拭き取りもせずに帰っていった。寝室が発酵したような匂いで充満しており、床はびしょ濡れである。風呂の電灯のスイッチには水が侵入して内部で回路がショートしており、触ると感電した。部屋を掃除するために呼んだはずが逆に汚され、あげくのはてに6千シリングを払うという始末。お兄さんが帰ってから一生懸命自分たちで部屋を掃除した。全く現実離れしている話だが、もはや笑い話にするしかない。
駐車料をぼったくられる
土曜の朝買い物にでかけて最後に寄ったウエストゲートで事件は起きた。カルフールで買い物しているとドライバーから電話がかかってきた。係員に駐車料金を払えと催促されたので*647#をコールして手続きに従って払ってくれとのこと。わかったといって電話を切ったが、代金が200シリングと一般的な料金の4倍くらい高いことに疑問を持った。再度ドライバーにかけ直し、ウエストゲートの駐車場に止めたんだよね?と確認するとそうだと言う。なぜか早く払わないといけない理由があるらしいので、伝えられた番号にコールして手続きを進めようとすると、3,000シリングという請求額がでてきた。どう考えてもおかしい金額だし、ナンバープレートを入力せよというダイアログで数字を入力させるキーパッドが起動してしまってナンバープレートのアルファベットを入力できない。ドライバーに不具合で払えない旨を伝え、駐車場の現地で払うことにした。 その後レジで支払いをしていると、レシートとは別にバーコードのついた紙をくれた。これを機械でスキャンすれば駐車料金が無料になるらしい。買い物して駐車料金が無料になるのなら200シリングを急いで払わないといけなかった理由はいったい何なのだろうか。ドライバーに連絡すると、車を動かせないので徒歩でくるとのこと。ウエストゲートの構内ではなく向かいの駐車場に止めたらしい。歩いて駐車場に到着すると、黄色いベストを来た係員の女性がいる。 (経緯が長くなって書ききれないので結論のまとめ) 駐車場はウエストゲートではなくカウンティの所有だった。駐車無料バーコードは使えなかった。 駐車後30分以内に200シリングをMpesaで払う必要がある。現金は受け付けない。払わないとタイヤをチェーンでロックする。買い物を終えて駐車場に戻ってきた時点でほとんど残り時間はなかった。 Mpesaで払うプロセスで車のナンバーを入力しないといけないが、システムのバグでキーパッドが表示されてしまいアルファベットが入力できない。おばさんにシステムがバグっていて払えない旨を伝えると、お前は嘘を伝えて時間を引き延ばそうとしていると、取りあってくれない。本当だから話を聞いてくれと押し問答をしているうちに駐車から30分が経過してしまい、延滞料金の2000シリングが追加された。 駐車料金徴収のおばさんは停める人たちに終始喧嘩を売っていた。おばさんからの執拗な罵倒にキレて運転席から飛び出し、つかみかかろうとした若いケニア人男性は料金を払わず解放されていた。 そもそもこのおばさんは本物の職員なのか?周囲の人をつかまえては罵倒を繰り返すなど、まともな勤め人の対応ではないだろう。ウェストゲートまで戻って警備員に助けを求めに行くと、うちの管轄ではないからと一蹴された。 結局駐車場の近くにいたインド人っぽい人たちに頼んで彼らの携帯からMpesaで2200シリングを代理で送金してもらい、同額を現金で彼らに渡した。彼らの携帯だとアルファベットは入力できていた。携帯の機種がシステムに対応してないから罰金を払わされるというのは全く納得がいかない。なぜシステムの不具合のつけをユーザが払わされないといけないのか、意味がわからない。 後で調べてみた感じだと、おばさんが本物の雇われスタッフであることは間違いなさそうだが、対応がメチャクチャなので気をつけたほうがいい。
家の内見
新しい家探しをしてみたところ、ケニアでの家の内見にハードルがあり大変だったのでメモ。大変だったのは探しているエリアが理由で、普通はもっと簡単に見つかるのかもしれない。ちなみに家探しの途中で現在の家を移る理由がなくなってしまい、内見の次の段階には進まなかった。 家はギギリの辺りで探していた。不動産のウェブサイトで物件に照準を定め、エージェントに連絡する。1件目は後で連絡すると言われて電話を切られ、その後音沙汰がない。2件目はアポがとれたが、内見後に2000シル払えと言われたので断った。3件目は問題なくアポが取れたのでギギリで待ち合わせ。しかし約束の20分前にSMSが入り、オーナーがちょうど物件にサインしてしまったと言われてドタキャンになった。この時点で内見することすら難しいのではという疑念が頭をよぎる。ドタキャンした業者からはお詫びに別の物件を紹介すると言われた。 一週間後、別の業者のアポがとれたので朝一でルンダに向かう。案の定30分前に電話がかかってきて、鍵を管理している人と連絡がとれなくなったと言われ、これもキャンセルに。本当にどうなっているんだ。午後には先週ドタキャンされた業者と待ち合わせしているが、これもドタキャンになるのではと疑う。待ち合わせ場所の近くでランチを食べていると、業者からSMSがあり「今日の予定ってまだ生きてるよね?」と確認される。前日の夜に予定した用事を次の日に確認する必要があるとは、どれだけドタキャンが常態化しているんだろう。また後でと返信し、待ち合わせのガソリンスタンドに向かった。ガソリンスタンドで業者で落ち合うと、自分の車を後ろからつけてこいと言って内見予定の場所に連れていってくれた。 内見予定の場所に行ってみると、なぜか人(と車)がたくさんいる。「なんでこんなに人がいるの?」「もしかして複数グループで一緒に内見するのか?」などと不思議に思うも、車を降りて談笑中の輪の中に入ってみる。輪の中心にいたのがこの物件のオーナーで、他は不動産屋と家の補修業者だった。不動産屋は一人だと思っていたら、全員で4人来ていた。オーナーはいい人で、この物件には大使館関係者が以前によく住んでいたらしい。セキュリティがかなり厳重なのが印象的だった。ここは銃を保管する場所だと言われて、住む世界が違うことを実感。家賃は24万シル(交渉可)とのことだった。 業者はこの家だけではなく、結局3つの物件を案内してくれた。状況が動かないときは全くどうしようもないが、いったん動き出すと一気に事が運ぶというのはなんともケニアらしい。一つの家はプールつきの大邸宅だったが、セキュリティが手薄なのが気になった。前に住んでいた人は警備員として昼のシフトに3人、夜のシフトに5人の計8人雇っていたそうで、たまげた。最後に見た家は30万シルで28万まで下げられると言われたが、いずれにせよ完全に予算オーバーである。 物件の最後には、もしかしたらと思っていたが、内見料を要求された。物件の内見だけで金を取るとはすごい商慣習である。先週のアポで待ちぼうけを食らわされた上に、別の物件を見せると呼びつけたあげく金をとるのか、という気もしなくもない。まあこれだけ見るのが大変だと、4件まとめて見せてくれたのはありがたかったこともあり、2000シル(これは前述の業者の言い値を参考にした)を渡したところ、特にこじれなかった。面白い経験にはなったので良しとする。
事故に遭う
朝ティカロードでナイロビ方面に向かっていると、バイクが追突してきた。軽い衝撃とともに、部品が道路に散らばる様子が目に入る。姿勢を崩したバイクドライバーと一瞬目が遭うも、ドライバーは止まらずに逃走。当て逃げされる事故に遭った。 警察で事故のレポート(アブストラクト)を発行してもらい、保険会社にクレームを提出しに行った。警察署で会話していたケニア人いわく、バイク運転手が逃げて良かったね、とのこと。なんで?と聞き返すと、警察署でゴネて逆に金払えと言われたり、迷惑することも多いらしい。バイク運転手はライセンスを持っている人も少ないらしいので、事故時に逃げるのはきわめて一般的だと別のケニア人も言っていた。 さて、保険会社では窓口の人が修理業者からの見積もりがないと受付できないと勘違いしており、当日はクレームを受理してもらえなかった。事故状況の査定でやりとりしていた別の保険会社のスタッフのやりとりで窓口の人の勘違いが発覚し、後日改めてクレームを提出しにいった。どれくらい補償されるのだろうか。