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慶応SFCでの講義(2020/12/7)
慶応SFCでのオンライン講義でアフリカのファブラボでの活動についてお話させて頂く機会を得たので、講演にあたって準備した日本語原稿を以下に貼っておく。講義の参加者は30名程度で、講演の言語は英語でした。
2019年の定量的な目標
逐次追記する DELF B2 Kaggle leaderboard
2019年の抱負
一年の計は元旦にありということで、抱負を。 今年の目標は、なんといっても自分から動いていくことに尽きる。せっかく自分に任せられる裁量の大きいチャンスをつかんだのだから、JKUATを拠点として面白いことを仕掛けていきたい。 あとは近年、仕事や育児が忙しいために興味の範囲を広げることがおろそかになっている気がするので、余裕を持って色々なことを吸収していきたい。 雑多に思いつくことを羅列:読書(漫画)、料理、自転車や車などの機械いじり、仏語(DELF)、家庭菜園、服づくり、作曲、歴史、天文、アウトドア あとは発信を増やすこと。このブログもそうだし、Twitterも活用しようかな。
2018年の振り返り
2018年を総括すると、次の仕事先であるケニアに移行する過渡期だったと思う。 メインの仕事である慶応での研究では、在籍していた3年半の集大成となるPynquinoを提案し、企業との共同研究を通してProof of conceptとなる3Dプリンタのコントローラを開発した。 1個から個別製造できる複合装置を開発、筐体の3Dプリントから基板実装まで (2/2) FPGAをArduinoのように使いやすく http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1808/31/news074_2.html 多様な現場の要求に応じて 3Dプリンタを柔軟に拡張できる制御システムを開発 https://www.sfc.keio.ac.jp/news/013060.html Pynquinoは深層学習、画像処理が引き続き発展していくこれから数年で、ロボティクスとの融合という観点から重要な技術になるのではと期待している。 ジョモ・ケニヤッタ農工大学におけるJICAプロジェクトでの技術指導では、2月と9月にものづくりセンターでの指導を行い、大学院生の講義も担当した。 Digital Fabrication Technology Training at iPIC http://jkuat.ac.ke/projects/africa-ai-japan/digital-fabrication-technology-training-ipic/ JKUAT Mechatronic Engineering students taught by Adjunct Associate Professor http://jkuat.ac.ke/projects/africa-ai-japan/jkuat-mechatronic-engineering-students-taught-by-adjunct-associate-professor 学生や教員の好意的な反応を見たことで、自分が必要とされていることを実感することができ、赴任に向けての自信となった。 ルワンダでのJICAプロジェクトの仕事は、なかなかに忘れられない経験だった。 カウンターパートの要求に臨機応変に応えていく必要があるなかで、こちらの思惑と異なる事態に直面し、開発支援のプロジェクトの難しさを初めて実感した体験となった。この問題はこれからも(ケニアに行っても)長く向き合っていくものだと思う。 ファブラボ会議であるFAN4、FAB14も参加することができ、新しい出会いもあった。このイベントに参加するといつも感じるのは、自分がコミットしているアフリカの活動と、表でやっている研究の仕事の乖離から生じるもどかしさである。慶応での研究は予算面も含めて自由にできるという意味で恵まれた環境ではあったが、究極的に自分がやろうとしているのはアフリカという地域に根ざした活動である。来年からいよいよアフリカに根ざした生活が始まり、ここ数年感じていた心境に区切りをつけられたのは、良かったと思う。 プライベートでは、家族でヨーロッパ旅行をすることができ、思い出に残る良い旅となった。
XDF参加まとめ
結論 XilinxがPYNQにかける期待は高く、PYNQプロジェクトが近い将来に消滅する可能性は低いことを確認した CEOのキーノートにおいて、Xilinxが社の方針として機械学習アクセラレータの市場でトップを狙っており、そのための一つの鍵がPythonおよびJupyterとの統合にあることが語られていた。RFSoC及びUltra96といった新型ボードでもPYNQが使えること、さらにxDNNやFINNといったMLアクセラレータの実行環境としてPYNQが想定されていることからも、その意向が伺える。 現時点でXilinx自体が主体となり、(Pynquinoプロジェクトが主眼とする)ArduinoとPYNQの統合を行う予定は無いことを、PYNQ開発者のXilinx社員から確認した 今後しばらくはKJの3Dプリンタをターゲットとした現行の路線を維持し、進めていく K社では実装しないかもしれないが、画像処理、機械学習アプリケーションを今後開拓していくことでArduinoとの融合の意味がでてくる。この点については、まだあまり目をつけられていないはず(少なくともXilinx本家はノーマーク)。 PYNQ開発者に対してPynquinoプロジェクトについて紹介できたことに加えて、PYNQを使って研究をしている研究者と知り合えたことも収穫だった。 その他メモ 1日目CTOのスピーチ Xilinxの次の仕掛けはACAP(Adaptable Computing Accelerator Platform) ZYNQにプログラマブルなベクトル計算ユニットを足したEverestというアーキテクチャを開発した→翌日の発表ではVERSALという製品名であることが判明 別の記事によれば1500人のエンジニアと1000億円の予算を投入し、開発に4年かかったとのこと 過去20年で最大の発明 明日CEOのキーノートで詳細が話される PYNQ Xilinx Research Lab全体としてPYNQを主要なプロダクトと位置づけている感があった 近い将来にプロジェクトをクローズすることはほぼ無いと思われる 特に機械学習アクセラレータ全般について、PYNQでの実行を前提としている Jupyter notebookからJupyter lab IDEへの移行を進めている PYNQ開発者のYunさんと話せた。以下話したこと: ➢PYNQをメインに担当する開発者は現在3人 ➢Arduino APIの移植はXilinxのPYNQチームとしては特に考えていない →Linux上でArduino APIを動かせば?と言われたが、OSの上だとリアルタイム処理が難しいからダメと返すと、MicroPythonを使えば割込のAPIが使えるよと言われた。しかしMicroPythonではJupyterが動かないから、結局MicroBlazeを使うしかなさそう。 ➢Linuxとリアルタイム処理を連動させるために、たとえばCortex A-53コアの一部をハイパーバイザ経由やOpenAMPを用いる方法は考えているか? →Cortex A_53のコアを使う方法(hypervisor, openamp)はJupyter notebookで実現するのが難しく、今の所考えていない。Cortex … Continue reading