一路クマシへ

夜早く寝たので早くに目が覚める。

どうやらこのままいくとTTIでの活動がスタックしてしまいそうなので、別のアプローチはないかと考えていると、クマシで車を作っているオランダ人とガーナ人がやっているプロジェクトのことを思い出す。
Suame magazineという場所は車を修理する町工場の集積地区で、ここでガーナ製をうたった車をつくっているそうだ。
早速代表者らしいオランダ人に連絡をとってみる。

他にもクマシにはクリエイティビティ・グループというクワメ・エンクルマ科学技術大学の学生たちがやっているメイカー集団がある。以前彼らがファブラボを訪問したとは聞いていたが、スタートアップの様な話や、キャッチーさを求めるように見える(実がないように見える)のがスティーブンには刺さらないようだったので、今まで彼らとコンタクトをとったことはなかった。

だが、調べてみると彼らは現在もアクティブに活動していることがわかってくる。この地では目につきやすい新しい活動はメディアにすぐに取り上げられるが、なかなか継続して根付かないという印象を持っている。
だが、取り組みを続いているのは強い情熱や何かがあるのだろう。これは一度会って話をしたいと思うようになった。

思い立ったが吉日、すぐに家を出ると、クマシ行きのバスが出発するターミナルに行く。
10:30頃にバスに乗ったが、出発したのは12時過ぎだった。

クマシへ向かう車窓からは、独立記念日を祝う催し物の姿が見えてくる。
こないだ建設が進んでいて驚いた線路沿いの場所は、Kojokrom Transport Terminalというそうだ。
Kojokromといえば、ベネディクタが住んでいた場所だ。
彼女もやる気はある学生だったが、今はどこで何をしているのだろうか。
人が必ず一定期間で入れ替わるのが学校の常だが、卒業してもファブラボに遊びに戻ってくるような仕組みができればいいのだが、と考えていた。

山間部ではWi-Fiは使えないが、市内に近づくと使えるようになる。
ツイッターでのリプライが返ってきて、明日の10時に会う約束になった。
クマシに到着すると18時を過ぎていた。今日はもう行動はやめてホテルで休むことにする。
高揚感もあってか、普段は泊まらない、一番高そうなゴールデンチューリップに行くことにした。
一泊671.5セディ、夕食のビュッフェは85セディと超高級の値段だが、上を見ておくのも勉強だろう。
ロビーはガーナ人でにぎわっている。彼らは一体何の仕事をしているのだろうかと、不思議に思っていた。

07. March 2016
Categories: FabLab | Tags: , | Leave a comment

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