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窯見学
ルンダで陶芸をやっている御夫婦のところにお邪魔して、窯(Kiln)をみせてもらった。イギリスから輸入したとのこと。陶芸は長年やっているが、窯を買うのは初めてらしい。また近々どこか別の国に移るそうで、窯も持っていくといっていた。重量は80kgくらいで、ちょっとした冷蔵庫といった風情。窯を焚くとロウのようなにおいがたちこめるらしく、屋外においていた。雨にさらすと金属部が錆びるので対策が必要。Wifiつきのタッチパネルは便利そうだった。 出力は8kW程度で、35Aほどの電流が流れるため、英式のBFプラグではなく以下のような単相の大電流プラグが必要になる。ケニアの家庭では結構大きな電力容量が使えるので、自宅で使うとしても電力契約の変更は必要ない気がする。
機体班の活動
機体チームも動き出した。まずは3Dプリンタで小型の機体を作って飛ばしてみようとのことで、3Dプリンタを使って製造してみることに。また機体設計の際に便利なOpenRocketに習熟しようと提案した。
固体モータのテスト
1月に入って大学が再開して学生が戻ってきた。メカトロの学部生の連中が中心になっている推進グループでは、昨年からペンディングになっていた固体モータ(Solid Rocket Motor:SRM )の試作を再開した。 最初はLoRaモジュールで遠隔から点火シグナルを送る予定だったが、モジュールの出力ポート電流が足りずにリレーをONできなかったので、Arduinoを使うことにしたそう。Node.jsか何かでWebのインターフェースをつくり、Arduinoのシリアルポートを叩いていた。なかなかやるねえ。 結果は以下。SRM全質量は50gで、うちPropellantは15g。 Fuel Oxidizer Burn time [sec] Max thrust [gf] #1 Sugar (35%) KNO3 (65%) 4.5 ~70 #2 Dextrose (65%) KNO3(35%) N/A N/A #3 Sugar (45%) KNO3 (55%) 4.2 ~40 Result of experiment Dextroseは着火しなかった 燃焼時間は4s程度 … Continue reading
慶応SFCでの講義(2020/12/7)
慶応SFCでのオンライン講義でアフリカのファブラボでの活動についてお話させて頂く機会を得たので、講演にあたって準備した日本語原稿を以下に貼っておく。講義の参加者は30名程度で、講演の言語は英語でした。
NHK World
先月インタビューを受けた番組が放送された。 Side by side: Conquering COVID-19: Uganda & Kenya https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/2037067/ 映像で見て初めて実感した現在のケニアの様子も多かった 実際ケニアのバスの前の検温、街中の手洗い 人工呼吸器の開発の様子(PCBや3Dプリント部品、CNC旋盤での軸加工) オンエアされた自分のインタビュー部分については、30分足らずのインタビューだったので、どのコメントを使うのかは正直わからなかったが、想定の範囲ではあった。自らが主導してプロトタイプを作り上げたケニア人の同僚を称賛することができたのはよかった。あと、ちゃんと3Dプリンタが映っていたのは良かった(笑)