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DRコンゴ訪問時の雑感
徒歩外出禁止 一人でタクシー禁止 乗り合いバス禁止 バイクタクシー禁止 家には警備会社をつける 家には鉄条網をつける 家の壁は3m以上にする 人が道で死んでる 死にかけの人がいる 右ハンドルが主流 芋虫を食べた 野生動物を食べる ひたすら賄賂を要求される 空港の綺麗さとの対比 物価が高すぎる ホテルが高い キンシャサには人口2000万人もいて、外国人の姿を見ない 空港で会った外国人、特に中国人たちはどこにいるのか?何の仕事をしているのか? 空港で見かけるのは、商社マン風の出で立ちの中国人や小奇麗なインド人 コンゴ人自体はフレンドリー ディアスポラが多い状況はルワンダと似ている フランス語と英語を流暢に操る あとどんだけ金持ってんだ、って感じ イミグレはOKそうだけど、検疫が腐ってる イエローカードを変えたほうがいいかもしれない Hotel Renaissance Jumeauxっていうホテルの名前が変な名前だって言われた キンシャサはアートの街 ブリコラージュ ・チャンスは大いにある 戦略的要衝
キンシャサにて
DRコンゴの首都、キンシャサのヌジリ空港に到着したときのこと。 飛行機のタラップを降りてバスでターミナルに到着すると、皆すぐにイミグレのカウンターに並ばされた。 噂では外国人は別室に連れて行かれて、法外な賄賂を請求されると聞いていたが、予想より小綺麗で明るく、風通しがいいカウンターだ。 さくさく列が進んでいて、外国人も問題なさそうにパスしている。 自分の番になっても、ホテルを聞かれただけで、スタンプはあっけなく押されてしまった。 空港の腐敗は改善されており、心配は杞憂だったのか。 そう思ったのは早かった。 イミグレカウンターを通過した先の検疫で、黄熱病接種証明書(イエローカード)を見せろと言われる。 他のアフリカの国々と同じように取り出して見せると、 係官A「ちぎれているからこれは無効だ」 そうきたか。確かに端が少し摩耗しているが、ちぎれているのではない。ガーナのコトカ空港で2年前に同じ手口でやられたときは出国させないと言われて20ドル払ってしまったが、流石に2度目である。これは有効な証明書だと説明する。 係官A「これはダメだ、別室に連れてけ」 別の係官Bが自分をイミグレのブースの方に引っ張っていく。どこに連れて行かれるんだろうと思っていたら、なんとスタッフルームだと思っていた扉が開いて、その中に入れられた。そんなイミグレのカウンターのすぐ横にお仕置き部屋があったのか。 戦いが始まることを悟り、気合を入れて部屋に入る。 係官B「20ドル払ったら解放してやる」 アクラでの一件の後、こんなこともあろうかと準備していたiPadを取り出し、イエローカードの見本写真を見せつける。 青木「これが見本だ、この通り、ちぎれてないだろう」 係官B(イエローカードのサンプル写真を見ながら)「サンプルの方は名前が伏せ字になっている。これはダメだ」 よくわからない言い訳を発明するもんだ。自分でも無理筋な難癖だって絶対思ってるはず。 係官B「10ドルでいいからさっさと払え」 青木「貴方の言ってることはわかるけど(本心では意味わかんないと思いつつ)、これは非常に難しい問題だ」 適当なことを言ってはぐらかし続けていると、 係官B「60ドル払いたいのか?今なら20ドルで良いって言ってるんだ。20ドル払うのか?60ドル払うのか?」 青木「(…どっちも払いたくない…)」 適当なことをふにゃふにゃ言って時間を稼いでいたら、別のアフリカ人が部屋に連れられてきた。彼もいちゃもんをつけられている。 そうこうしていると、アフリカ人の彼を連れてきた係官Cと今まで自分を尋問していた係官Bがバトンタッチした。次に来た係官Cは、最初のオフィサーにも増してチンピラみたいなやつだ。 係官C「ペナルティ払わなくて良いって言ってるんだから、とっとと金を払って出てけ」青木「払う理由がわかりません」 係官B「もういい、パスポートだせ」 自分の次に連れてこられたアフリカ人は、何かの書類に名前を記入されている。自分もその紙に何か名前を書かれるのだろうか。この紙はもしかすると入国拒否理由書かなんかじゃないのか?と思い、ここが潮時かと感じ始める。 係官C「ペナルティじゃなくて飲み物代でいいんだよ」 逃げるならここだと思い、すっと5ドルを出して彼に手渡した。すると、俺らは2人いるから10ドルだろと言ってきた。渡した5ドル札を取り返し、10ドル札を手渡した。 係官Cに、来い、と言われて部屋から解放され、再び検疫ブースに連れていかれた。 イエローカードを再び係官Aに見せる。 係官A「これはちぎれているから無効だ」 同じことを言う奴だ。 青木「(iPad上の見本画像を見せながら)これは端が摩耗してるだけなんです」 係官A「画像に印刷されていたスタンプが、お前のイエローカードには無い」 え?と思ったら、たしかにスタンプは印字されていない。 係官A「これはペナルティを支払う必要がある。部屋に行け」 またお仕置き部屋に戻された。往復することになるとは思ってもみなかった。 … Continue reading