ファブラボガーナに到着
今日はついにファブラボガーナに向かう。
到着するとエマニュエル先生が出迎えてくれた。
前回の訪問時と同様、まず校長室に伺って校長先生に挨拶を。校長先生が変わっていて少し驚いた。
校長室を出ようとすると、事務のおばさんっぽい人に引き止められる。
名前は?誕生日いつ?と聞かれたので、10月の、と答えようとすると
「違う違う、What day?(何曜日)」と言われた。
ここガーナでは生まれた曜日によって名前をつける習慣があるらしい(金曜日生まれだとコフィー 、みたいな)
覚えてませんと答えると、じゃあ今日は木曜日だからと言って名前をくれた。
すいません、しかしそのいただいた名前をもう忘れてしまいました。今度また教えてもらおう。
今回は先方の好意で学校の宿舎に滞在することになっている。
部屋を片付けるのでしばらく待っておいてくれと言われたので、ファブラボで待つことにする。
作業中の学生たち
心持ち前回の訪問時より学生が少ない気がする。夏休みなのだろうか?
横断幕を作っている。スポーツ大会があるらしい
小学生くらいの子供が喋りかけてきておもしろい。しかもこの子はいくつか日本語を知っている。
トシコが教えてくれたんだ、という。トシコさんは2年前に協力隊で赴任していた女性である。
日本語を教えろというので、何が知りたい?と聞くと”I am going to~”は何て言うのか、と聞かれる。
「わたしはがっこうへいきます」と教えると、笑いながら「長すぎる。もっとsimplifyしたフレーズを頼む」と答える。そんな調子で時間を潰していた。
そうこうしていると、前回仲良くなったアブーが部屋に入ってきた。彼は今日ニュージーランドのウェリントンで開催されているFab8(世界ファブラボ会議)で遠隔のプレゼンをする予定らしく、資料作りに勤しんでいた。彼とプロジェクトについて話したいのだが、忙しそうなのでやめておいた。
それにしても時間がかかるなぁと思ってふらっと学校の外に出てみた。
このタコラディという町はマーケットの存在する中心部から2〜3km外れるともう田舎の街並みという感じである。幹線道路に沿って食堂やら木材店やら電器店が軒を並べており、ぶらぶら散歩をしてみた。
チェーンソーの看板や、発電機の看板がある。洗車をしてくれるガレージもあった。
ファブラボに帰ると部屋の準備ができたようである。冷蔵庫こそないが、電気も通っていて水もでるので生きていくには全く問題ない。
宿舎のある丘から学校を見下ろす
しばらく町の中心部から離れた場所で暮らすので、物資の買いだめをするべく街の中心部、夜のマーケットへ。
向かったのはタコラディで一番大きいと思われるYou 84というスーパー。シャンプーを買ったらレジのお姉さんに「アンタ(男なのに)シャンプー使うの?」って笑われた。アフリカ人の男はシャンプー使わないのか。
家に帰る途中、学校から宿舎までのあぜ道を歩いていると、ここは本当に真っ暗なことに気づく。空を見ると星が綺麗に出ている。足元に気をつけながら歩いていると、地面がところどころ光っていることに気づく。
「ホタルだ」
上を見上げた時の夜空の星々と、地面を照らすホタルの明かりのコントラストがとても綺麗だった。
これでいよいよ明日からファブラボでの活動を開始できる。