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フレーム組み立て
2/28 (Fri) ・寝不足と日射病か重なったかわからないが、偏頭痛がする一日だった ・溶接科の学生のクリストファーにアーク溶接を手伝ってもらい、フレームを組み立てた
高等教育の状況
2/26 (Thu) ・早起きしてホテルで作業していると、朝6時にホテルの従業員がランドリー必要かと尋ねてきた なんでこんな朝早くにと思うと、同じホテルに泊まっている(出稼ぎ?)インドネシア人グループの同僚だと思われたらしい 港湾労働者の朝は早い ・洗濯物はないというと、タバコ持ってないかと部屋に入ってきた なんだこの人と思った ちなみに物腰はすごい丁寧だからよくわからない ・TTIの教員だと伝えると驚いた様子で、自分も学校に行きたい コンピュータ等の何か職につながるスキルを学びたいのだと訴えてきた 彼は20歳のラッシズと名乗る青年で、高校を卒業した後、進学を夢見てこのホテルで働き、学費の費用をためているらしい 5:00-14:00のシフトで月収は200セディ(7,137円)。ちなみにホテルは一泊で355セディから。 ・すかさず自分のところで働かないかと声をかけ、今回のプロジェクトを説明する ・いつから雇ってくれるかと言われて少しお茶を濁したが、彼と話をするうちに、こういうスキルを身につけて仕事をしたい人は潜在的にかなり多くいそうだということがわかった ・参考までにスティーブンにTTIの学費を聞いてみると、年間3タームで、1タームが150セディ程度らしい 夜間制の方は全日制より高くなっている ・この学費は1月の給料程度と考えられるが、そんなに高い額ではないという認識らしい というのもこの学費の中には新校舎の増築・建設費用も入っているとのこと 政府の管轄の学校の建設費用を学生が負担するというのは驚きだった ・話が飛んで、アメリカに留学しているFabLabのアブーは修士の学位留学だと聞いた ガーナ国内では大学に行っておらず学部での留学だと思っていたので、めでたい知らせだった(2015.8.15追記:FAB11で本人に聞いたら学部の留学と言っていた) ・ちなみに修士の取得はガーナでは通常コースが2年あって、次の2年で論文を仕上げる感じらしい 修業年限を短く終えるためには指導教員の手腕が大事だと言っていた これはどこでも同じかもしれないが ・ガーナの大学ではドクターはほとんどオファーしていないようで、PhDホルダーはほとんど海外の大学で取得する形らしい これはバングラデシュにいた時も似たような状況だった ・スティーブンも、もしできれば今後IT系の専攻で修士をとりたいと言っていた 何かスカラシップ的な情報があれば教えて欲しいとのことだったので、神戸情報大学院大学に途上国からの留学生を募集しているプログラムを紹介しようと思ったが、海外留学までは考えていないとのことだった(追記. 引き続き留学先を探している模様) ・鋼材、シャフトをココンペに買いに行った ・溶接科の設備で鋼材を切断した ・溶接科にはガス溶接設備もあるとのこと アークしか使ってなかったのは費用の問題か ・電気がないないとも言ってられないので、120Ahのシールドバッテリを購入してインバータで逆変換するシステムを構築した こんなでかいシールドバッテリを初めてみた
ココンペ再訪
2/25 (Wed) ・朝3時に蛇口から水がしたたる音で目が覚めた 飛び起きてバケツとポリタンクに水をため込む ・朝レストランでモーニングのトーストにカビが生えてた アクラで会った国連WFPの職員がカビには気をつけろと言っていたので食べるのをやめた ・今日は一日中電気が無いのでホテルに移動して作業する ・ココンペに資材の状況確認に行った ・TKというお兄さんが案内してくれた 小室さんと突っ込みたかったがやめた ・TKは中国人のボスがいるといっていた 多分中古部品を卸に来る中国人だと思われる 写真でご尊顔を拝見した所、教育を受けたらしき層の顔だった ・TTIの教員だと名乗ったら対応が良くなった どの途上国でも教員は安月給だが、尊敬される職業である ・どうやらPracticalという単語が現地では「実験プロジェクト」というニュアンスらしい 今まで資材を調達する際は何に使うんだ(何のスペアパーツなんだ)と聞かれて困っていたが、この単語は説明に便利そうである ・TKいわく、「TTIは世界でも有数の工業高校だ。ただ昔の方が学生の質が高かった」とのこと ・やはり産業の受け皿がないことに現地の人たちも深刻な問題意識を持っている TKの弟もTTIの電気科で学んだが、学んだことを活かした仕事にはついていない TTIで学んだ人間がタクシードライバーをやらざるを得ない世の中は間違ってるとのこと ・TK自身もケープコーストでgeneral artsを学んだが、ココンペで有機溶剤などの物売りをやって暮らしている 自分は法律関係の仕事につきたかったとのこと ・所望の矩形パイプの在庫を確認できた 20フィートで16セディ。 ・ジャンク屋でワイパーモータを入手した ・ココンペでは総じていい感じにコミュニケーションできた 3年前に初めて行ったときに写真をとっていたら、怒鳴られて追い出されたことを考えると隔世の感がある
FabLabの環境の変化
2/24 (Tue) ・機械を使ってフフを作っている町工場を見に行った ・ここで使っているのは構想しているマシン(pounder)ではなく、milling typeと呼ばれるものだった ・引き出しを手で押し、ガソリン発動機で動く高速回転中のローラーにキャッサバを押し当てることでフフを作っていた ちなみに誘導電動機バージョンも新しく購入していた ・この工場では近隣の家庭やレストランにフフを供給している ・TTIの目の前にあるGod is Love Chop barという定食屋のフフもここで調達しているとのこと ここでの調理プロセスは衛生管理に衝撃を受けた 中国の食品工場が炎上するのもうなずける ・忙がしいのは主に日曜日 多い時で40セディくらい売れる ・興味深いのは、milling typeの機械で作ったフフは、もう一度poundする必要があるということ 発動機は急停止できないので、milling typeではフフの形状を整えることが出来ないのが理由 ・機械は自分で作ったわけではなく、親戚を通して購入したと言っていた 価格は不明 恐らく秘匿情報なので教えてくれなかった可能性もある ・fufu pounderの部材についてStephenと議論した結果、切断した角パイプの鋼材をアーク溶接するのが時間的に早そうだという結論になった ・溶接科のマルクス学科長に話を通しに行った ・1週間経ったが蛇口から水が出ない 今はハマターン(乾季)なので水道から水が出るのはだいたい1週間に1回らしいが ・アドミンの財務スタッフがFabLabにいたので挨拶すると、「ここで何してる」と冷淡な対応をされる あとで話を聞くとFabLabは新しく就任したTTIの理事会からの風当たりが強く、やれラボの電気代払えだの夜6時以降居座るな、などの嫌がらを受けている
レストランを見学
2/23 (Mon) ・フフの調理現場を武居さんとTTIの学生と地元のレストランに見に行く ・思ってた以上に調理方法はシンプルだった ・フフはキャッサバ&プランテーンを臼・杵でつく方法と、フフパウダーにお湯を入れて作る方法がある 大きい方のレストランでどういう風に作られているか、明日見に行く