サファリウォーク
初めて行ったけどかなりよかった。ナイロビ国立公園も面白いけど動物が見れないリスクがある。こっちは至近距離でライオンが見れて驚いた。お客さんもほとんどおらず、貸し切り状態だった。
iPICでの製作
朝は例の機材の仕様の件で色々調べものをしていた。午後からは、テストを終えて集結してきた学生たちと製作活動。機体チームの学生と3Dプリントをしようとするも、彼がアップデートしてきた機体の寸法が何故か小さい。値を修正してスライスすると、造形時間が12時間とでてきた。もうあと一時間でiPICが閉まるので、月曜日に再チャレンジすることに。残りの時間に彼はOpenRocketを使ったシミュレーションで、期待の整合性を確認していた。
打って変わって推進チームは大所帯。CNC旋盤を使って固体モータのケーシングを作るべく、まずはA7075の丸棒を切断機でカット。そして設計データをCAMに読み込もうとするも、このQuick turn 2Dとかいうソフトは外部データを読み込めず、このソフト上で2次元図面を描く必要がある。なんという二度手間だろうか。
こちらもなんとかCADの試練を乗り越えるもタイムアップとなり、月曜に作業を持ち越すことに。しかし彼らの多くはカリキュラムで義務付けられているインターンが月曜から始まるので、5月まで帰ってこないとか。サブチームのリーダーも抜けるのはなかなか痛いが、やれることをやっていこう。
機体班のミーティング
今日は定例のミーティングだったが、PAUSTIのネットワーク環境が安定せず、ZOOMが使えなかった。そのためワッツアップでの報告になったが、設計レビューによって寸法を変更したという報告があった。明日にも改めて3Dプリントしたいとのこと。
明日は推進チームもロケットモータのケースをCNCで作る予定である。久々の製作日になりそうで楽しみだ。
NC旋盤と3Dプリンタ
大学の研究に用いる機材としてNC旋盤と3Dプリンタの導入を検討している。なかなか仕様の作成が大変で、いくつか候補を選定する必要があるのだが、複数の同等機種を特定するのはなかなか骨が折れる。そういえばと思い、10年ほど前に機械メーカーを訪問したときに知り合った友人に連絡してみた。彼は自分が出会った初めての工作機械マニアである。ローランドのモデラを購入したときに研究室に指導に来てもらったことを思い出した。
3Dプリンタのほうは、カーボンファイバー、グラスファイバー、ケブラーなどの素材をプリントできるものを検討している。これは同僚の先生と進めている3Dプリント研究グループでの活用を想定している。彼は最近試験委員という名の雑用から外れ、また今学期は担当講義も少ないため、研究の時間がかなりとれているようである。これが本来あるべき姿とは思うが、ケニアの大学の雑務の多さには驚くばかりである。この機に産業界のパートナーを見つけることができれば、研究が大きく進展するのではないかと期待している。
ドローンセンシンググループ
今日は自分が提案したドローンのサブグループの初会合があった。ドローンは工学部のGIS学科が主にリモートセンシングに利用している。またメカトロニクス工学科でも学生が製作に取り組んでいるので、複数学科でまとまって研究グループをつくってはどうかという提案をしたのが話の発端である。
目下の課題はドローンのライセンスを得るための研修プログラム(UTO)の認可を得ることで合意した。チームを率いる若手教員はまだ会議をホストする経験も少ない印象だが、この活動を通じてさらに飛躍してほしいと感じた。