夏学期の授業

2年前から担当しているIntegrated product designを今期も受け持つことになった。昨年と同じ同僚の教員と分担する予定。今期の内容を考えるにあたって、前回、前々回を振り返ってみることに。

2020のスケジュール: (第1回、第2回)3D modeling, 3D printing(第3回、第4回)PCB design & fabrication(第5回、第6回)Embedded programming(第7回、第8回)Webプログラミングと通信ネットワーク(第9回、第10回)CNCの要素技術と制御(第11回、第12回)FEM(第13回、第14回)信頼性工学(第15回)最終発表
2021のスケジュール(第1回)Product development process(第2回)3Dモデリング Part I(第3回)3Dモデリング Part II(第4回)メカトロ設計(第5回)前半:LCA、後半:機会発見(第6回)プロトタイピング(第7回)前半:制御、後半:最終発表

1年目はCNCの設計に必要な一連の要素について講義した。また最終課題として、学生全員で1つのプロダクトの設計を発表するという課題を出した(最終的に提案されたのは食品3Dプリンタの設計)。1年目の学生の反応は概ね良かったが、Webプログラミングの分野は専門外だという不満が一部の学生から出てきた。特許についても知りたいというフィードバックがあった。

2年目の内容を考えるにあたって、シラバスに与えられた関連文献を今一度よく読んでみた。すると、integrated product designという言葉が、製品設計の上流のニーズ定義や、下流の製造部分を考慮した製造設計も包含した、包括的なデザイン行為を意味していることがわかった。したがって2年目は機会発見(Discovering opportunities)や、環境への影響評価(LCA)といった観点を盛り込み、より総合的な内容とした。また、シラバスの記述に従い、3Dモデリングの比重を大きくした。2年目の最終課題は学生一人ひとりの個人課題とし、製品計画の作成と3Dモデルの作成を課題として与えた。これは授業の後半部分を担当する教員からは好評であった(3Dデータを後半の強度解析で利用できるので)。2年目は講義内容としてはおさまりが良かったと思うが、その後講義を受講した学生たちと修士論文の指導で関わっていて、彼らの全体的なスキル不足に気づいた。とくに組込みプログラミング(条件分岐、ハードウェア割り込み)を補強したほうが良いと感じた。

上記を考慮して3年目の内容を検討した。その結果、内容としては1年目に寄せ、3Dモデリングと組込みプログラミングに力点をおいた内容にすることとした。

2022年のスケジュール(案):(第1回)メカトロ設計(第2回)3Dモデリング Part I(第3回)3Dモデリング Part II(第4回)組込みプログラミング Part I(第5回)組込みプログラミング Part II(第6回)Fabrication(第7回)最終発表

(追記)その後学科のコーディネーターからタイムテーブルが送られてきた。見ると、月曜午後と水曜午後に実習が割り当てられている。水曜午後を実習に当てることができれば、3Dモデリングや組み込みプログラミングのコマを増やす必要はないだろう。したがって最終的に内容はほとんど昨年度と変えないことにした。昨年の時点で講義の形はほぼ完成していたということだ。

2022年のスケジュール(確定):(第1回)Product development process(第2回)Mechatronics design(第3回)3D modeling(第4回)Embedded system(第5回)Fabrication(第6回)Discovering opportunities(第7回)Life cycle assessment、最終発表

11. May 2022
Categories: JKUAT/PAUSTI | Leave a comment

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