Tag Archives for フフパウンダー

miscellaneous

3/2 (Mon) ・筐体組み立て ・過去数年やってきたなかで、一番タフなことの原因がわかった 口は達者な彼ら(功罪が半々)をどうやって手を動かすところまで持っていくか、ということ ・議論には参加するし、俺がその加工やってやると口ではいうが、実際にはやらない そこにボトルネックがあるからいつまでたっても製造業が生まれないのではとも思ってしまう あるいは階層化された教育機関の組織だけの話なのか ・失敗を許容する文化がない。失敗すると囃し立てられる。そこで偉くなるのは、実際には手を動かさずに口だけでのし上がる人。実際に手を動かすと化けの皮が剥がれる。 ・Ask for permissionの文化から、Beg for forgivenessが認められる風潮にしないといけない。 ・溶接科の先生に、ちょっとずつ加工するんじゃなくて、最初に全部の図面を持ってきて、一度に加工しろと言われる ・教科書にはそう書いてあるかもしれないが、残念ながらそれはここの現実には合っていない 先生は学校で加工を教えていても設計の経験がないので、まず試作という概念から理解してもらわないといけない ・特にここガーナでは材料に制約があるので、当初の理想的な設計は往々にして変更を迫られる また、その設計は必然的にブリコラージュである すなわち、設計解は材料の新たな発見とともに動的に更新される ・設計の議論において難しいのが、「試作だからここは不要」という点をどこで切るか。例えば臼を固定するピンは試作においては必ずしも必要でなく、あれば便利という程度の機能である。ただしそれを溶接してしまうと、組み上げた後の杵の位置の調節が効かなくなるというデメリットがある。 ・この機能は不要だと納得してもらいたいが、口が達者な方の先生は議論では譲らない。 ・最初は泳がせておいて、製作中にその制約(杵の位置調節の要求)が顕在化(目で見えるようになる)した時に、「それとなく」「ここは要らないんじゃないか」という必要がある 一旦引いて、その後うまく落とし穴にはめないといけない

02. March 2015
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ワイパーモータを動かす

3/1 (Sat) ・ワイパーモータの動作チェック

01. March 2015
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フレーム組み立て

2/28 (Fri) ・寝不足と日射病か重なったかわからないが、偏頭痛がする一日だった ・溶接科の学生のクリストファーにアーク溶接を手伝ってもらい、フレームを組み立てた

28. February 2015
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高等教育の状況

2/26 (Thu) ・早起きしてホテルで作業していると、朝6時にホテルの従業員がランドリー必要かと尋ねてきた なんでこんな朝早くにと思うと、同じホテルに泊まっている(出稼ぎ?)インドネシア人グループの同僚だと思われたらしい 港湾労働者の朝は早い ・洗濯物はないというと、タバコ持ってないかと部屋に入ってきた なんだこの人と思った ちなみに物腰はすごい丁寧だからよくわからない ・TTIの教員だと伝えると驚いた様子で、自分も学校に行きたい コンピュータ等の何か職につながるスキルを学びたいのだと訴えてきた 彼は20歳のラッシズと名乗る青年で、高校を卒業した後、進学を夢見てこのホテルで働き、学費の費用をためているらしい 5:00-14:00のシフトで月収は200セディ(7,137円)。ちなみにホテルは一泊で355セディから。 ・すかさず自分のところで働かないかと声をかけ、今回のプロジェクトを説明する ・いつから雇ってくれるかと言われて少しお茶を濁したが、彼と話をするうちに、こういうスキルを身につけて仕事をしたい人は潜在的にかなり多くいそうだということがわかった ・参考までにスティーブンにTTIの学費を聞いてみると、年間3タームで、1タームが150セディ程度らしい 夜間制の方は全日制より高くなっている ・この学費は1月の給料程度と考えられるが、そんなに高い額ではないという認識らしい というのもこの学費の中には新校舎の増築・建設費用も入っているとのこと 政府の管轄の学校の建設費用を学生が負担するというのは驚きだった ・話が飛んで、アメリカに留学しているFabLabのアブーは修士の学位留学だと聞いた ガーナ国内では大学に行っておらず学部での留学だと思っていたので、めでたい知らせだった(2015.8.15追記:FAB11で本人に聞いたら学部の留学と言っていた) ・ちなみに修士の取得はガーナでは通常コースが2年あって、次の2年で論文を仕上げる感じらしい 修業年限を短く終えるためには指導教員の手腕が大事だと言っていた これはどこでも同じかもしれないが ・ガーナの大学ではドクターはほとんどオファーしていないようで、PhDホルダーはほとんど海外の大学で取得する形らしい これはバングラデシュにいた時も似たような状況だった ・スティーブンも、もしできれば今後IT系の専攻で修士をとりたいと言っていた  何かスカラシップ的な情報があれば教えて欲しいとのことだったので、神戸情報大学院大学に途上国からの留学生を募集しているプログラムを紹介しようと思ったが、海外留学までは考えていないとのことだった(追記. 引き続き留学先を探している模様) ・鋼材、シャフトをココンペに買いに行った ・溶接科の設備で鋼材を切断した ・溶接科にはガス溶接設備もあるとのこと アークしか使ってなかったのは費用の問題か ・電気がないないとも言ってられないので、120Ahのシールドバッテリを購入してインバータで逆変換するシステムを構築した こんなでかいシールドバッテリを初めてみた

26. February 2015
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ココンペ再訪

2/25 (Wed) ・朝3時に蛇口から水がしたたる音で目が覚めた 飛び起きてバケツとポリタンクに水をため込む ・朝レストランでモーニングのトーストにカビが生えてた アクラで会った国連WFPの職員がカビには気をつけろと言っていたので食べるのをやめた ・今日は一日中電気が無いのでホテルに移動して作業する ・ココンペに資材の状況確認に行った ・TKというお兄さんが案内してくれた 小室さんと突っ込みたかったがやめた ・TKは中国人のボスがいるといっていた 多分中古部品を卸に来る中国人だと思われる 写真でご尊顔を拝見した所、教育を受けたらしき層の顔だった ・TTIの教員だと名乗ったら対応が良くなった どの途上国でも教員は安月給だが、尊敬される職業である ・どうやらPracticalという単語が現地では「実験プロジェクト」というニュアンスらしい 今まで資材を調達する際は何に使うんだ(何のスペアパーツなんだ)と聞かれて困っていたが、この単語は説明に便利そうである ・TKいわく、「TTIは世界でも有数の工業高校だ。ただ昔の方が学生の質が高かった」とのこと ・やはり産業の受け皿がないことに現地の人たちも深刻な問題意識を持っている TKの弟もTTIの電気科で学んだが、学んだことを活かした仕事にはついていない TTIで学んだ人間がタクシードライバーをやらざるを得ない世の中は間違ってるとのこと ・TK自身もケープコーストでgeneral artsを学んだが、ココンペで有機溶剤などの物売りをやって暮らしている 自分は法律関係の仕事につきたかったとのこと ・所望の矩形パイプの在庫を確認できた 20フィートで16セディ。 ・ジャンク屋でワイパーモータを入手した ・ココンペでは総じていい感じにコミュニケーションできた 3年前に初めて行ったときに写真をとっていたら、怒鳴られて追い出されたことを考えると隔世の感がある

25. February 2015
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