Monthly Archives for February 2021

CNCのhuman machine interface

今日も今日とて二手にわかれて旋盤加工。二人は工房の汎用旋盤でチャンバーを加工、残りはiPICでCNC旋盤を使ってノズルとチャンバーヘッドの加工。 iPICのCNC旋盤はハードウェアは良いのだが、ソフトウェアに難点がある。自分も学生も毎回使い方を忘れるのは、さすがに構造的な問題があると言わざるを得ない。 また真っ先に改善できると思われるのが、CNCのジョグである。なんとキーボードを使って操作を行っている。これはさすがにひどいので、取り急ぎコントローラを作ってみようと思った。 ジョグを行うコントローラのアイディアだが、USBのHID機能を持つArduino(Leonardoとか)を使うとキーボードをエミュレートしたデバイスを作ることができる。たとえば昔こういうのを作ったことがある。 試しにArduino Dueでキーボードデバイスを作ってみたらCNCが動かせた。 あとはPCB基板と3Dプリンタでケースを作ろうか、と思ったところで気づいたのだが、PS3コントローラを使えばもっと簡単である。持ち去られないように注意は必要だが。

16. February 2021
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試作のインクリメンタルな改善

同僚と話していて、コロナ対策で設置した手洗いスタンドが機能していないという話を聞いた。このスタンドは工学部のワークショップで作られたものであり、学内数カ所に設置されている。 大学にはこのように技官が作った製品(大部分は試作)が多く見られるが、残念ながら動いていないものが多い。設計や製造に起因する様々な点がその原因だが、改善すべきは試作を改善する意志が足りない点だと思われる。いわゆるソフトウェア開発では一般的なインクリメンタル(漸次的)な改善が施されていない。 人工呼吸器のプロジェクトは第1次試作の改善から話が始まっていることを考えると、現地の教員と技官に改善のマインドがないわけではない。ただし人工呼吸器の開発では、部品調達に時間がかかることが足かせとなって、改善の設計が遅々として進まないという問題があった。まとめると、1)そもそも改善を前提として試作を行うこと、2)設計を迅速に行うこと、3)部材の調達を改善すること(現地で入手可能な部品などの活用)などが今後の課題として考えられるだろうか。これらは前から考え続けてきたことではある。

16. February 2021
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家庭菜園への道

ケニアに来てやろうと思っていたことの一つが家で植物を栽培すること。しかしいくつかの問題があり、挫折していた。 第一の挫折は観葉植物を部屋の中に置けなかったこと。プランターの中の土にアリが巣を作って部屋の中にアリが大発生したため、外に置くことにした。その際にプランターをひっくり返してアリを一掃するために根を洗ったため根腐れを起こし、観葉植物を失うという失敗も経験した。 第二の挫折は庭にも植物を置けなかったこと。観葉植物は実は序章で、本当は野菜を庭で育てたかった。そのため日本のホームセンターで種を買ってきていたものの(*1)、ケニアに雨季が訪れると庭でナメクジの大発生に遭遇し、野菜を育てるのはやめようという結論になった(*2)。 そうして時は経ったのだが、JKUATでもイチゴの栽培の指導をしていただいているイチゴハカセのYoutubeを数日前に偶然発見した。このYoutubeチャンネルのビジョンは家庭菜園を諦める人をゼロにするのが目標(!)ということで、せっかく家にスペースもあるのだから、これはやはりやらないといけないと一年発起したという経緯である。 ということで家庭菜園を開始したいと思うので、JKUATの同僚に相談してみようと思っている。思いつくところから色々実験してみたい。

14. February 2021
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サファリウォーク

初めて行ったけどかなりよかった。ナイロビ国立公園も面白いけど動物が見れないリスクがある。こっちは至近距離でライオンが見れて驚いた。お客さんもほとんどおらず、貸し切り状態だった。

13. February 2021
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iPICでの製作

朝は例の機材の仕様の件で色々調べものをしていた。午後からは、テストを終えて集結してきた学生たちと製作活動。機体チームの学生と3Dプリントをしようとするも、彼がアップデートしてきた機体の寸法が何故か小さい。値を修正してスライスすると、造形時間が12時間とでてきた。もうあと一時間でiPICが閉まるので、月曜日に再チャレンジすることに。残りの時間に彼はOpenRocketを使ったシミュレーションで、期待の整合性を確認していた。 打って変わって推進チームは大所帯。CNC旋盤を使って固体モータのケーシングを作るべく、まずはA7075の丸棒を切断機でカット。そして設計データをCAMに読み込もうとするも、このQuick turn 2Dとかいうソフトは外部データを読み込めず、このソフト上で2次元図面を描く必要がある。なんという二度手間だろうか。 こちらもなんとかCADの試練を乗り越えるもタイムアップとなり、月曜に作業を持ち越すことに。しかし彼らの多くはカリキュラムで義務付けられているインターンが月曜から始まるので、5月まで帰ってこないとか。サブチームのリーダーも抜けるのはなかなか痛いが、やれることをやっていこう。

13. February 2021
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